韓国語と日本語は、漢字語があるといった共通点もあることから、似ていると言われています。
ちなみに僕は、韓国映画を観るのが好きだということもあって、2020年1月に韓国語の勉強を開始しました。
実際に勉強してみると、日本語から意味を類推可能な単語が多く、語順の面でも日本語と共通する部分がかなりあって、とても面白く、どんどんハマっていきます。
以前は欧州言語にしか興味がなかったことを思うと、不思議なものです。
ここでは、そんな韓国語と日本語の類似点を紹介します。
文法のトレーニング法もお伝えしますので、韓国語を勉強中の人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
韓国語と日本語ってどこが似てる?
国語と日本語はどの辺が似ているのでしょうか? ここでは、似ている言葉を紹介します。
以下、便宜的にカタカナ表記を用いて韓国語の音を説明します。カタカナはあくまでも、韓国語の音を日本語の音に近似したものに過ぎないということを決して忘れないようにしてください。
韓国語の音を正しく聞き取れるようになるまで繰り返し聞くことが、韓国語学習の大前提となることは言うまでもありません。
約束(약속;ヤクソク)
韓国語でも日本語でも、約束は「ヤクソク」と読みます。
日本語では「ヤクソク」とはっきり言いますが、韓国語では「ヤッソッ」という感じでしょうか。
簡単(간단;カンタン)
簡単も同じように「カンタン」と読みます。
韓国語は語中の子音が濁ることがあるため「カンダン」のほうが近い印象です。
微妙(미묘;ミミョ)
こちらも、日本語との類似性が顕著ですね。
使用方法も日本語と変わりません。言葉で説明しづらいときなどに、使います。
鞄(가방;ガバン)
韓国語で「鞄」を意味するこの単語の発音も、日本語の「鞄」を想起させます。
記憶(기억;キオㇰ)
「記憶」を意味する韓国語の単語も、音声面で日本語の「記憶」に近いですね。
ちなみに「記憶する」は「기억하다(キオㇰハダ)」となります。
文法のトレーニング法
ありがたいことに、韓国語は語彙だけでなく文法も日本語と似ています。語順はほぼ同じと言って差し支えないでしょう。
「私は野球が好きです」という日本語の文を、韓国語では「나는 야구를 좋아합니다(ナ ヌン ヤ グ ルル チョ ア ハムニダ)」と表現します。
私は=나는(ナヌン)
野球=야구(ヤグ)
が=를(ルル)
好きです=좋아합니다(チョ ア ハムニダ)
といった感じです。
ただし、韓国語にももちろん、日本語と異なる文法があります。
例えば、韓国語は語尾が変化します。
基本は「語幹」にそのまま「語尾」をくっつけるだけですが、語幹の最後の母音が陽母音か陰母音かで形を変える語尾もあれば、語幹の最後にパッチムがあるかないかで形を変える語尾もあります。
基本は上記の3パターンですが、目の前の語尾がどのパターンに当てはまるかは、個別に練習して覚えるしかありません。
しかしながら、形を変える語尾か否かを判断するポイントはあります。
そのポイントを学び、各種参考書を使って、記憶に残るようしっかり叩き込むことが大切です。この際、「体感語学の中村屋」が提唱する音読トレーニングが役に立ちます。
自分一人ではとてもじゃないけど、できそうにないという場合は、マンツーマンレッスンを受けるのも一つの手ですが、その準備段階として「韓国語の音を正しく聞き取り、正しく再現できる」ようになっていることが必要です。
そうした準備段階を経て初めて、口語表現のための文法を学ぶフェーズに進まなければなりません。この逆をやってしまうと、せっかく始めた韓国語学習が袋小路に陥ってしまいます。
「体感語学の中村屋」ではこの準備段階をクリアする具体的な方法を分かり易く提示します。
韓国語は日本人にとって勉強しやすい言語!
日本語と韓国語の似ている点について紹介しました。
韓国語と日本語は語彙も文法も共通している箇所が多く、その点では、比較的学びやすい言語と言えるかもしれません。
ぜひ韓国語をマスターして、日韓バイリンガルへ一歩近づきましょう。それが一つのきっかけとなって、マルチリンガルになる道が開けるかもしれません。