英語を勉強したいと思ったとき、ニュースを見て勉強する方も多いのではないでしょうか。
時事問題などの勉強にもなり、一石二鳥だと感じる人も多いと思います。
では、英語を勉強するうえでニュースを聴くことはリスニング能力向上において有効なのでしょうか。
そしてなぜ多くの日本人が英語のニュースを聞き取ることを難しいと感じるのか?
その理由について解説します。
目次
英語のニュースはリスニングに最適か?
英語のニュースを聴くことは、リスニングにとてもいい影響を及ぼすと思われます。
英語のニュースにはネイティブが自然に使う表現が多く含まれています。
現在は初心者向けの易しい英語で書かれたニュースサイトも多く存在します。
それらを利用して、ぜひ自らのリスニング能力をアップさせていきましょう。
またニュースといっても、その幅は広く、政治・経済・社会問題・エンタメ・スポーツなどさまざまなトピックがあります。
自分の興味ある話題であれば、勉強も続けやすいです。
好きなテーマにしぼって聴くことで、より自らのリスニング能力を素早くアップさせていくことができるでしょう。
なぜ聞き取れないのかの理由3選
ニュースが英語のリスニング能力向上に一役買うことは分かったけど、どうしても何を言っているのか聞き取れない、という人も少なくないと思います。
ここでは、なぜ英語のニュースを聞き取ることができないのか。
よくある理由を紹介します。
1.語彙が少ない
聞き取れない理由の一つが、“語彙の少なさ”。
ある程度の語彙力がなければ、英語のニュースを聞き取ることはできません。
語彙を身につけるためには、知らない単語が出てきたらその都度調べるという方法もあるかと思いますが、これはなかなか大変です。ニュース英語に頻出する単語や表現を扱う本である程度まとめて覚えてしまう方が効率的だと思います。
お勧めの本を以下に挙げておきます。
後者はCD別売りですが、語学の基本は「耳から」なので、絶対にCDを購入することをお勧めします。
初心者向けのニュースサイトの記事を読むことも、理解を深めるのに役立つはずです。
2.英語ならではの発音が聞き取れない
アクセントを理解できず、聞き取れない可能性もあります。
アメリカ英語とイギリス英語では発音が違うように、単語を知っていたとしても、ネイティブ特有の発音で話されてしまうと、聞き取れないケースが多いのです。
また英語では前後の音がつながったり、あえて発音しなかったりすることがあるので、その場合聞き取れないことに繋がってしまうのでしょう。
「体感語学の中村屋」の提唱するメソッドでは、アメリカ英語の学習者には「アメリカ英語に特有の聴覚神経回路」を構築することを、イギリス英語の学習者には「イギリス英語に特有の聴覚神経回路」を構築することに主眼を置いていますので、このメソッドにしたがって地道に練習を積めば、聞き取り能力は確実にアップします。
3.英語の語順通りに理解できない
英語と日本語では語順が大きく異なります。
英語は主語の次に動詞がきますが、日本語の場合、動詞は最後です。言うまでもないことかもしれませんが、英語を英語の語順のまま理解せずに後ろから翻訳してしまう癖がついている人は、ニュース英語のスピードにはついていけません。
仕事で翻訳をするのであればそれでもいいかもしれませんが、リスニングの場合、後ろから戻り訳しているうちに次の文章が始まってしまいます。
そのため、内容が理解できなくなってしまうのです。
リスニング力を鍛えるためには、英語の語順通りに意味を理解できるようにならなくてはなりません。
「体感語学の中村屋」では、多くの学習者にありがちな「日本語に訳す癖」を取り除くことを最も得意としています。
リスニング能力を上げるなら、映画もおすすめ!
映画好きなら、英語の勉強を映画で行うこともおすすめです。
英語の勉強におすすめの映画5選!自分の好きな映画で英語を学ぼうでは、英語を勉強するあなたにおすすめの映画を紹介しているので、ぜひ確認してみてください。
ニュースのリスニングを続けて英語力をアップさせよう
英語のニュースは時事問題など関心のあるトピックがある人にとって、うってつけの教材だといえます。
自分に合った教材を使った聞き取りの練習や語彙の増強を学習計画の中に組み入れ、定期的に復習していきたいですね。
努力を継続すればするほど、英語のニュースを聞くのが楽しくなります。