自然に身につく、実践的な語学力、音から始める新しい言語体験を!
本講座は、いわゆる点数アップを目指した学習や勉強ではありません。
あなたが日本語を自然に覚え、当然のように使いこなせているのは何故でしょうか?
それは幼少期に「音」を感じるなかで、音の持つ意味や法則(文法)に気づくという経験をしているから。
音を感じ、言葉を学ぶ!
「音」を起点にすれば、どんな言語であっても母国語のように身につけることが可能なのです。
世界各国の言葉を学び、多くの言語の翻訳に携わってきた日本人講師が、理論よりも感覚・感情に焦点を当て、あなたに合った最適な語学体験を提供します。
理論を超えた、感覚で学ぶ語学の新境地!
中村卓雄
発音の壁を超えて、自然な会話を……
ネイティブの音を体感しよう!
外国語の学習において、「音」は重要な出発点となります。そのため、ネイティブの発音を模範とすることを強く推奨します。
フラットな視点で音を捉え、無理なく習得
ネイティブの発音を習得することは、幼児のように「フラットな視点」で音に接することができれば、基本的に困難なことではありません。
また、ネイティブのように発音することは決してカッコいいことでも特別なことでもありません。それは人間の身体が最も自然に対応できる発声方法だからです。
発音については「上手い ⇔ 下手」や「正しい ⇔ 間違い」といった二元論的な思考から離れ、音の全体像を脳に刻み込むことが、習得の鍵となります。
つまり、発音が上手いからと優越感に浸ることも、下手だからと劣等感を抱くことも、どちらも不自然です。
「フラットな視点」で音に接することができるネイティブの幼児は、特定の音に対して先入観や情意的な抵抗を持つことはありません。
大人の外国語学習者が挫折するケースが後を絶たないのは、十分に聴き込む(傾聴する)ことによって「音」の全体像が身体に沁み込む前に、音声学などの知識をこねくり回して、慣れない外国語の音を分析しようとするからです。
これは音楽で言えば、何度も曲を聴く前に五線譜を広げてコード進行を分析するようなものです。
サーフィンに例えれば、大波に呑み込まれるリスクを恐れて、海に入らずに波の強弱や大小を分析するようなものです。
まずは、音の波に身を任せる
言語の音は本来、頭で理解するものではなく、体全体で感じるものです。
傾聴することによって「音」の全体像が脳に定着したら(パスバンドに “入ったら” )、その後のプロセス(音素の弁別)は自然に進行します。
このように、まずは音の波に身を任せ、全体から細部へ切り込んでいくという、ネイティブの幼児が母国語を習得する過程を丁寧に踏襲すれば、多少時間はかかるにせよ、大人であってもネイティブの発音に近づき、最終的には習得したい言語を血肉化することができます。
言語習得の鍵となる「パスバンド」という概念は、以下の引用文を読めば理解しやすいでしょう。
人の耳は本来、低音から高音まで、すなわち毎秒16周期または毎秒16サイクルから約16000サイクルにいたるまでのスペクトルの音を聴き取る能力がある。ただし、11オクターブにおよぶこの幅広いスペクトル中のすべての周波数が、だれにでも同じように認知されるわけではない。そこには「パスバンド」と呼ばれる、言語によって異なる優先的な周波数帯域が存在する。すなわち、言語によって特定の音域が優先的に使われ、他の音域は二次的な形で使われているのである。では、スペイン語では低い周波数帯が優先され、ナポリ方言ではそれより高い2000〜3000ヘルツの周波数が優先されるのはなぜだろう。原因のひとつは、その土地の「音響インピーダンス」に関係がある。音響インピーダンスは、その環境の音の最小抵抗に対応している。たとえば、反響のよい部屋にいるか、無響室にいるかで、音色はまったく異なってくる。こうした音響条件が、話す語の選択や姿勢、そしてパスバンドを変えていくのである。
「人間はみな語学の天才である」アルフレッド・トマティス著(アルク)より引用
聴くことで始まる、実践的な語学力
大人になってから新しい言語を学ぶことは大変難しいと言われています。ではどうすれば実践的な語学を習得できるのでしょうか?
そのヒントは「幼児が母国語を習得するプロセス」にあります。
聴いて、真似て、まるで幼児のように自然に身につける!
私たちは幼少期に、日本語を喋れるようになるために文法の勉強や単語の暗記をしたでしょうか? 周りの大人たちの言葉やテレビの音声などを聴き、舌足らずながらもそれを真似て言葉を習得していったと思います。
本来、言語とは「聴いて」「真似る」だけで習得できるものなのです。
音を十分聴き、イメージが頭の中でクリアになってから、言語の学習に取り掛からないと失敗してしまいます。
当講座では、このような音韻回路(聴き取りと発声の基礎回路)を確立するお手伝いをします。
まずは耳を鍛えて、本物の言語を体感!
音韻回路を確立させるために、多種多様な音声をご用意しております。
これらの音声を日常的に繰り返し聴くことで、母国語になじんだ耳がほぐれ、外国語の音のイメージがはっきりとしていきます。
また、音を体に覚えさせることで、中耳にある小さな筋肉の動きも外国語に対応したものとなり、これと連動して発音も自然と近いものになっていくのです。
多言語学習に目覚めたきっかけ
語学学習でつまずいたことはありませんか? 毎日の学習時間が取れない、飽きてしまう、面白くない…etc
当講座はマンツーマンレッスンです。英語をはじめとする20か国語以上の中から学びたい言語を選ぶことができ、講師があなたの希望や生活リズムに合わせてレッスン設計を行います。
楽しみながら学ぶ語学の世界と新しいカタチ
また、語学学習において何より大切なのはモチベーションの維持です。あなたの好みに合わせて、映画、エッセー、音楽といった楽しめる教材をご用意しております。
メソッドの提供や音読指導・言葉の仕組みの解説はもちろん、あなた自身が言語の世界の面白さに気づき、進んで学習に取り組めるようなお手伝いをいたします。